MPEG-1 の一般的な用途

MPEG-1 は標準として広く採用されているので、光学式ディスク、Web、オーディオのみのファイルなどを含む数多くの配布方法で使用できます。

DVD、VCD、CD-ROM

MPEG-1 はビデオ CD(VCD)のタイトルで使用するビデオ圧縮フォーマットで、DVD タイトルでも使用できます。DVD プレーヤーにはすべて、MPEG-1 の再生に必要なハードウェアが搭載されています。MPEG-1 は、通常、CD-ROM で配布されるビデオで使用されます。ビットレートが低くファイルサイズも小さいので、MPEG-2 エンコーディングのようなブロードキャストに適した品質は必要ないが、長時間のビデオを DVD に収める必要があるという場合に有用です。DVD には、MPEG-2 と MPEG-1 のビデオを混在させられます。

Web 上

MPEG-1 は広く採用された最初の圧縮規格の 1 つなので、大部分のメディアプレーヤーとの互換性があるという利点があります。このため、Web 上でなるべく高い品質を保ったまま最大の互換性を実現しようとする場合、MPEG-1 は検討する価値のある選択肢の 1 つとなっています。

オーディオ専用

MPEG-1 Layer 2 オーディオ圧縮は、Dolby Digital Professional や DTS 圧縮の代わりに使うことができます。このリリースの「Compressor」には、MPEG-1 オーディオ専用ファイル用の Apple の設定はありませんが、設定を自分で簡単に作成できます。詳細については、MPEG-1 ファイルフォーマットを DVD 用に設定するを参照してください。