MP3 の「エンコーダ」パネルについて

ここでは、「インスペクタ」ウインドウの MP3 の「エンコーダ」パネルのさまざまな設定について詳しく説明します。このパネルで既存の設定を変更するか、「設定」タブで新規設定を作成することによって、MP3 の設定を行います。

Figure. MP3 Encoder pane of the Inspector window.

MP3 の「エンコーダ」パネルには、以下の設定があります。

  • 拡張子: 「ファイルフォーマット」ポップアップメニューから、または「設定」タブにある(+)ポップアップメニューから MP3 出力フォーマットを選択すると、このフィールドに MP3 ファイルの拡張子(.mp3)が自動的に表示されます。
  • ジョブのセグメント化を許可: このチェックボックスを使って、ジョブのセグメント化をオフにすることができます。これは、「Compressor」を分散処理で使っていて、さらにマルチパスのエンコーディングを実行する場合にのみ有効です。詳細については、ジョブのセグメント化と 2 パスまたはマルチパスエンコーディングを参照してください。
  • 可変ビットレート(VBR)のエンコードを使う: この設定によって、ミュージックの複雑度に合わせてミュージックの保存に使われるビット数が変わります。これにより、ファイルを最小サイズに抑えることができます。
  • ジョイントステレオ: このチェックボックスの選択を解除すると、MP3 ファイルには左右のステレオチャンネルのトラックがそれぞれ 1 つずつ含まれます。多くの場合、2 つのチャンネルには関連情報が含まれています。「ジョイントステレオ」チェックボックスを選択すると、1 つのチャンネルには両チャンネルでまったく同じ情報が含まれ、もう一方のチャンネルには固有の情報が含まれるようになります。160 Kbps 以下のビットレートの場合、このようにすることで変換したオーディオの音質を改善できます。
  • スマートエンコード調整: 「Compressor」でエンコーディング設定とミュージックソースを解析し、品質を最大限に高めるために設定を調整するにはこのオプションを選択します。
  • 10 Hz 以下をフィルタ: 聞き取れない周波数をフィルタリングすると、品質の低下を感じさせることなくファイルを効率的に小さくできます。