「プロジェクト」パネル

「Motion」環境設定の「プロジェクト」パネルには、プロジェクトとレイヤーの継続時間やプロジェクトのその他のオプションの設定を行います。コントロールは、「一般 3D」と「3D グリッド」の 2 つに分類されています。

Figure. Motion Preferences window showing Project pane.

デフォルトのプロジェクト設定

「Motion」環境設定の「プロジェクト」パネルにあるこれらのコントロールによって、新しいプロジェクトのデフォルト値が決まります。

メモ: これらの設定は、環境設定を行ってから「Motion」を終了し、再度開いた後で作成したプロジェクトにのみ適用されます。開いているプロジェクトの設定を変更するときは、「情報」インスペクタを使用します（Command ＋ J キーを押すか、「レイヤー」リストで「プロジェクト」オブジェクトをクリックし、「インスペクタ」で「情報」をクリックします）。

プロジェクトの継続時間：新規プロジェクトのデフォルトの継続時間を設定します。値フィールドに数字を入力し、ポップアップメニューから「フレーム」または「秒」を選択します。
背景色：新しいプロジェクトを作成するときにその背景の色を設定するカラーウェルです。現在のプロジェクトの背景色が変更されることはありません。
メモ: 最終的な出力に新しい背景色をレンダリングするには、「情報」インスペクタの「背景色」ポップアップメニューから「単色」を選択する必要があります（Command ＋ J キーを押します）。
新規書類：プロジェクトを作成するときのアプリケーションの動作を指定します。
- プロジェクトブラウザを表示：このオプションを選択すると、プロジェクトの作成時に「プロジェクトブラウザ」が表示されます。
- プロジェクトを使用：このオプションを選択すると、「選択」ボタンが使用可能になります。「選択」をクリックして、プロジェクトの新規作成時に開く特定のプロジェクトを指定できます。（指定したいプロジェクトがブラウザに表示されない場合は、「ほかを開く」をクリックして Finder からプロジェクトを選択できます。）「プロジェクトブラウザ」の表示の省略について詳しくは、「プロジェクトブラウザを表示しない」を参照してください。

静止画像とレイヤー

「Motion」環境設定の「プロジェクト」パネルにあるこれらの設定は、静止画像と読み込んだレイヤー、および「Motion」で作成されたテキスト、シェイプ、マスクなどのレイヤーのデフォルトの継続時間、位置、およびサイズを制御します。

デフォルトのレイヤー継続時間：固有の継続時間が指定されていない静止画像、ジェネレータなどのレイヤーの継続時間を、以下のいずれかに指定することができます：
- プロジェクト継続時間を使用：すべてのレイヤーがプロジェクトと同じ継続時間になります。
- カスタムの継続時間を使用：レイヤーは、この値フィールドで定義する継続時間になります。
継続時間：「デフォルトのレイヤー継続時間」が「カスタムの継続時間を使用」に設定されている場合は、このフィールドに値を入力し、ポップアップメニューを使用して時間を「フレーム」または「秒」に設定します。
レイヤーの作成位置：メディア項目をキャンバス、「レイヤー」リスト、または「タイムライン」にドラッグしてプロジェクトに追加するときは、現在再生ヘッドがある位置またはプロジェクトの最初のフレームに追加できます。この設定は、「Motion」内で作成された、テキストやシェイプなどのレイヤーにも適用されます。
- 現在のフレーム：現在の再生ヘッドの位置にレイヤーを作成します。
- プロジェクトの先頭：プロジェクトの最初のフレームにレイヤーを作成します。
静止画（大）：大きい静止画像を読み込む場合、このポップアップメニューから、そのファイルを元のサイズのままで読み込むか、キャンバスのサイズに合うようにイメージを縮小するかを指定できます。
メモ: 「静止画（大）」のオプションの詳細については、「高解像度の静止画像を使う」を参照してください。
「静止画（大）」ポップアップメニューには、次の 2 つのオプションがあります：
- 何もしない：元のサイズでイメージを読み込みます。
- キャンバスのサイズに合わせて調整：アスペクト比を維持しながらイメージを読み込み、プロジェクトサイズに合わせて縮小／拡大します。