マッチムーブ以外の 4 ポイント・トラックをコーナー固定に使用する

このセクションでは、「動きを解析」ビヘイビアの 4 ポイント・トラックを参照する追加の 4 コーナー固定のワークフローについて説明します。「動きを解析」ビヘイビアで収集した 4 ポイント・トラックのデータは、前景オブジェクトをコーナー固定するために「マッチムーブ」ビヘイビアに読み込まれます。

メモ: このワークフローは、「スタビライズ」ビヘイビアを使用して実行することもできます。

「動きを解析」を使用して 4 ポイント・トラックを記録し、「マッチムーブ」ビヘイビアにトラッキングデータを適用するには
  1. トラックを開始するフレームに移動し、「動きを解析」ビヘイビアを背景要素に適用します。

    デフォルトでは、キャンバスにトラックが 1 つ表示されます。

  2. トラック(トラック 1)を、背景要素の左上コーナーの参照パターンまでドラッグします。

    メモ: 「動きを解析」および「スタビライズ」の 4 ポイント操作では、左上コーナーから時計回りにトラックを配置する必要があります。これにより、変形を適用した際、要素が適切に配置されます。

    Figure. Canvas window showing an object with four trackers applied.
  3. 「ビヘイビア」インスペクタで、「追加」をクリックして 2 番目のトラックを追加し、追加したトラック(トラック 2)を背景要素の右上コーナーの参照パターンまでドラッグします。

  4. 3 番目のトラック(トラック 4)を追加し、それを背景要素の右下コーナーの参照パターンまでドラッグします。

  5. 4 番目のトラック(トラック 4)を追加し、それを背景要素の左下コーナーの参照パターンまでドラッグします。

  6. HUD または「ビヘイビア」インスペクタで、「解析」ボタンをクリックします。

    トラックが生成され、データがビヘイビアに保存されます。

    メモ: 後で使用する場合に備えて、トラッキングビヘイビアを「ライブラリ」に保存することができます。

  7. 「マッチムーブ」ビヘイビアを、コーナー固定する前景要素に適用します。

  8. 「ソース」ウェルの右の「アクション」ポップアップメニューから「動きを解析」のトラックを選択します。

    これにより、手順 6 で記録された「動きを解析」のトラッキングデータが「マッチムーブ」ビヘイビアに適用されます。

    Figure. Inspector showing choosing Analyze Motion from the Tracking behaviors pop-up menu.
  9. HUD または「ビヘイビア」インスペクタの「タイプ」ポップアップメニューから「四隅の角」を選択します。

    「動きを解析」ビヘイビアの 4 ポイント・トラッキングデータが前景オブジェクトに適用されます。

    メモ: 「マッチムーブ」ビヘイビアを 4 ポイント・トラッキングで使用する場合、「ビヘイビア」インスペクタの「タイプ」ポップアップメニューから「四隅の角」を選択すると、トラックが正しい順番(左上から時計回り)でキャンバスに配置されます。4 つ以上のトラックを使用した場合、またはトラックの順序を変更する必要がある場合は、「左上」、「右上」、「右下」、「左下」のポップアップメニューから別の順番を選択します。

    Figure. Inspector showing tracker list in Behaviors tab. You can select a different tracker order using the pop-up menus.