「トラック」(パラメータ)のワークフロー

「トラック」パラメータビヘイビアを使用すると、フィルタの位置パラメータをクリップの参照特性にトラッキングしたり、トラッキングデータをフィルタの位置パラメータに適用したりすることができます。たとえば、「光線」フィルタの中心を、クリップ内を移動する光にトラッキングすることができます。

メモ: このビヘイビアは、「スクレイプ」、「リング状ワープ」、「光線」、「スリットトンネル」などの位置パラメータが指定されているフィルタにのみ適用できます。

「トラック」パラメータビヘイビアについて詳しくは、「「トラック」パラメータビヘイビアのコントロール」を参照してください。

「トラック」パラメータビヘイビアを使用するには
  1. キャンバスで、フィルタの中心点を参照パターン上に配置します。

    この例では、ブラー(円)の中心点が車のナンバープレート上に配置されています。

    Figure. Canvas window showing tracker onscreen controls.

    メモ: フィルタのオンスクリーンコントロールを使用するには、「レイヤー」リストでフィルタを選択し、ツールバーの 2D ツール・ポップアップ・メニューから「項目を調整」ツールを選択します。フィルタの使いかたの詳細については、「フィルタを使う」を参照してください。

  2. 「フィルタ」インスペクタで、Control キーを押しながら「中心」パラメータをクリックし、ショートカットメニューから「パラメータビヘイビアを追加」>「トラック」と選択します。

    キャンバスに表示されているフィルタのオンスクリーンコントロールがトラックに置き換えられます。「ビヘイビア」インスペクタが有効になり、「トラック」ビヘイビアのパラメータが表示されます。

    メモ: 「フィルタ」インスペクタの「中心」パラメータの横にビヘイビア・アイコン(歯車)が表示されます。これは、ビヘイビアによる影響を受けていることを示します。

    必要に応じて、キャンバス内のトラックを調整します。トラッキングしたい参照パターンがフィルタの中心からオフセットされている場合は、「トラックをオフセット」チェックボックスを使用します。「トラックをオフセット」パラメータの使いかたについて詳しくは、「オフセット・トラッキングを使って隠れたポイントまたはフレーム外のポイントをトラッキングする」を参照してください。

  3. HUD または「ビヘイビア」インスペクタで、「解析」ボタンをクリックします。

    フィルタの中心がクリップにトラッキングされます。

    メモ: 解析が終了すると、フィルタパラメータに変更を加えることができます。