イメージマスクのパラメータ
レイヤーにイメージマスクを追加すると、「イメージマスク」インスペクタで以下のパラメータが使用できるようになります。
「インスペクタ」のイメージマスクのパラメータ
「イメージマスク」HUD には、「マスクソース」、「ソースチャンネル」、「マスクブレンドモード」、「マスクを反転」、「ステンシル」、および「ストレッチ」パラメータが表示されます。これらのコントロール、および「インスペクタ」の追加のパラメータについては以下で解説します。
マスクソース: レイヤーにマスクをかけるために使用するレイヤー(シェイプ、テキスト、イメージ、ムービー、パーティクルエミッタ、番号付きのイメージシーケンスなど)を割り当てるイメージウェルです。
フレーム: ムービーやイメージシーケンスを割り当てられたイメージとして使用する場合、このスライダで再生を開始するフレームを選択することができます。
ホールドフレーム: ムービーやイメージシーケンスを割り当てられたイメージとして使う場合、このチェックボックスを選択すると、「フレーム」パラメータで指定したフレームがフリーズされます。そのフレームは、マスクをかけたレイヤーの合計の継続時間用のマスクとして使用します。
オフセット: マスクの位置の X 値と Y 値を、マスクをかけるレイヤーに対してオフセットします。これによって、レイヤーにマスクをかける部分を変更できます。
ラップモード: イメージマスクが割り当て対象のレイヤーよりも小さい場合、このポップアップメニューからラップモードを選択することによって、マスクが適用される領域を広げることができます。3 つのオプションがあります:
繰り返し: イメージの幅と高さがすべて埋まるまで、オブジェクトが複製およびタイルされます。
ミラー: イメージの幅と高さがすべて埋まるまで、レイヤーが複製、タイル、および反転されます。イメージによっては、より円滑な繰り返しが作成できます。
ソースチャンネル: 割り当てたイメージのどのチャンネルを使用してマスクを作るかを選択できるポップアップメニューです。選択肢は 5 つあります:
赤: グレイスケールマスクとして、赤のチャンネルを使用します。
緑: グレイスケールマスクとして、緑のチャンネルを使用します。
青: グレイスケールマスクとして、青のチャンネルを使用します。
アルファ: マスクレイヤーから、アルファチャンネルを使用します。
ルミナンス: 赤、緑、および青のチャンネルから輝度を集めて、グレイスケールマスクとして使用します。
マスクブレンドモード: イメージマスクと、適用先のレイヤーのアルファチャンネルとの相互作用を決定する、ポップアップメニューです。レイヤーに複数のイメージマスクがある場合、各マスクに異なるマスクブレンドモードを適用することができます。その場合、選択したモードによって各マスクは、レイヤーのアルファチャンネルに追加、またはそこから除外されます。最終的なアルファチャンネルは、適用されたすべてのイメージマスクが組み合わされた結果になります。これらのモードは、シェイプマスクに使用できるマスクブレンドモードと同じです。以下の 4 つの項目があります:
追加: 新規のマスクに対してデフォルトで選択されます。マスクをアルファチャンネルに追加します。ほかのマスクが切り取っているイメージの領域を追加し直すのに便利です。
除外: アルファチャンネルから、マスクを除外します。レイヤーの中に穴を開けたり、ほかのマスクの影響を受けないイメージの追加領域にマスクをかけたりするのに便利です。
置き換え: この設定では現在のマスクを使用して、レイヤーの元のアルファチャンネルと、「レイヤー」リスト内の現在のマスクの下に表示される同じレイヤーに適用されたほかのマスクをすべて置き換えます。マスクを追加することもでき、そのブレンドモードも自由に設定できます。
交差: 交差するように設定されたマスクは、レイヤーの元のアルファチャンネルを置き換えません。その代わり、マスク自体と重ならないレイヤーの領域をすべてマスクで覆います。これには、同じレイヤーに適用されている、「レイヤー」リスト内の交差マスクの下にネストして表示されるほかのマスクも含まれます。
マスクを反転: このチェックボックスを選択するとマスクが反転し、単色と透明な領域が入れ替わります。これは、既存のマスクの単色と透明な領域を逆にする必要がある場合に便利です。
ステンシル: このチェックボックスを選択すると、レイヤーの幾何学的変形がマスクに適用されます。「調整」、「位置」、「回転」、その他のパラメータで変形したマスクを作成する場合は、このチェックボックスを選択して変更されたレイヤーを使用します。
ストレッチ: 「ステンシル」を選択していないときに表示されるチェックボックスです。このチェックボックスを選択すると、マスクがイメージの境界まで引き伸ばされますが、マスクの中心はレイヤーの中心点のままです。