「グリフを変形」ツールを使用すると、テキストの個々の文字を単語、行、またはパラグラフに関係なく変更できます。位置、回転、縮小/拡大、フェース(カラーまたは塗りつぶし)、アウトライン、グロー、ドロップシャドウなどのテキスト属性を変更またはアニメートできます。
文字を変更するだけでなく、文字に影響を与えずにスタイル属性を変形することもできます。たとえば、特定の文字で、フェースやアウトラインを変えることなくドロップシャドウやグローを歪めることができます。オンスクリーンコントロール、または「テキスト」インスペクタの「スタイル」パネルにある「四隅の角」パラメータを使って、このような変形を適用できます。
「グリフを変形」ツールを選択し、テキストの HUD で「属性」を「グリフを変形」に設定すると、変形オンスクリーンコントロールが表示されます。これらのコントロールは、3D 変形のオンスクリーンコントロールと同じものです。これらのコントロールの使いかたについて詳しくは、「3D 変形のオンスクリーンコントロール」を参照してください。
「属性」パラメータは、「シーケンステキスト」ビヘイビアでも使用できます。この場合、グリフのエフェクトを各文字に順番に適用できます。「シーケンステキスト」ビヘイビアの使いかたについて詳しくは、「「シーケンステキスト」ビヘイビア」を参照してください。
「グリフを変形」ツールを選択すると、テキストの HUD で追加のコントロールを使用できます。HUD には、テキストのパラメータに加えて、3D 変形ツール、「調整基準」ポップアップメニュー、および「属性」ポップアップメニューが表示されます。
HUD のテキストコントロールについて詳しくは、「テキストの HUD を使う」を参照してください。
HUD の 3D 変形ツールと「調整基準」ポップアップメニューについて詳しくは、「3D 変形の HUD に表示されるコントロール」を参照してください。
「グリフを変形」ツールで使用できるオンスクリーンコントロールには 2 つのモードがあります。HUD の「属性」ポップアップメニューから「グリフを変形」を選択すると、グリフの拡大/縮小、位置、回転をテキストオブジェクトの残りの文字に影響を与えることなく調整できます。「属性」ポップアップメニューから「フェース」、「アウトライン」、「グロー」、または「ドロップシャドウ」を選択した場合は、特定のグリフの選択した属性を歪めることができます。そのグリフのほかの属性や、テキストオブジェクト内のほかの文字は影響を受けません。
「グリフを変形」ツールがグリフモードのときのオンスクリーンコントロールは、3D オンスクリーンコントロールと同じです。このツールを使ってオブジェクトを移動、回転、または縮小/拡大する方法について詳しくは、「3D 変形のオンスクリーンコントロール」を参照してください。
変更するグリフが含まれるテキストオブジェクトを選択します。
ツールバーで、2D 変形ツール・ポップアップ・メニューから「グリフを変形」ツールを選択します。
グリフを選択しなかった場合は、テキストの最初のグリフが選択されます。
以下のいずれかの操作を行います:
グリフを拡大/縮小、回転、または移動するには、テキストの HUD にある「属性」ポップアップメニューから「グリフを変形」を選択します。
テキストのスタイル属性を歪めるには、テキストの HUD にある「属性」ポップアップメニューから「フェース」、「アウトライン」、「グロー」、または「ドロップシャドウ」を選択します。
メモ: HUD が表示されない場合は、「ウインドウ」>「HUD を表示」と選択します(または F7 キーを押します)。
「グリフを変形」ツールでは、1 つのテキストグリフまたは複数のテキストグリフを選択できます。複数のグリフを選択した場合は、Shift キーを押しながら最後にクリックしたグリフに変形ツールが表示されます。これを「フォーカスされたグリフ」と言います。選択したほかの文字の周りにはボックスが表示されます。フォーカスされたグリフに適用した変形は、選択したすべてのグリフ(フォーカスされていないものを含む)に適用されます。
メモ: 「グリフを変形」ツールを使ってグリフのスタイル属性(フェース、アウトライン、グロー、ドロップシャドウ)を歪める場合は、一度に 1 つのグリフしか選択できません。
変更するグリフが含まれるテキストオブジェクトを選択します。
ツールバーの 2D 変形ツールから「グリフを変形」ツールを選択します。
HUD の「属性」ポップアップメニューが「グリフを変形」に設定されていることを確認します。1 つのグリフが選択されます。
「編集」>「すべてを選択」と選択します(または、Command + A キーを押します)。
すべてのグリフが選択され、「グリフを変形」ツールが選択された状態のままになります。
変更するグリフが含まれるテキストオブジェクトを選択します。
ツールバーの 2D 変形ツールから「グリフを変形」ツールを選択します。
テキストの最初のグリフが選択されます。
以下のいずれかの操作を行います:
Shift キーを押しながら、編集対象に含めるほかのグリフを選択します。
編集対象に含めるほかのグリフをドラッグして選択します。
Command キーを押しながら、編集対象に含める連続していないグリフをクリックして選択します。
オンスクリーンコントロールは、フォーカスされた(最後に選択した)グリフの周りだけに表示されますが、オンスクリーンコントロールによる調整は、ボックスで囲まれたすべてのグリフに適用されます。
「編集」>「すべての選択を解除」と選択します(または Command + Shift + A キーを押します)。
グリフの選択が解除され、「グリフを変形」ツールがツールバーで選択された状態のままになります。
「グリフを変形」ツールを選択した状態で、「レイヤー」リストまたは「タイムライン」で、変更するテキストレイヤーをクリックします。新しいテキストオブジェクトでグリフを選択しなかった場合は、最初のグリフがアクティブになります。グリフを選択した場合は、最後に選択したグリフがアクティブになります。
テキストオブジェクト全体を移動、回転、または拡大/縮小したときは、「情報」インスペクタに変更内容が反映されます。一方、グリフを変形したときは、「インスペクタ」の「テキスト」タブの「フォーマット」パネルに変更内容が反映されます。
グリフを選択していない場合は、ツールバーの 2D 変形ツールから「グリフを変形」ツールを選択し、1 つのグリフを選択するか、Shift キーを使って複数のグリフを選択します。
「テキスト」インスペクタの「フォーマット」パネルで、「回転」パラメータのアニメーションメニューをクリックし、「パラメータをリセット」を選択します。
グリフの回転が元の角度に戻ります。
グリフを選択していない場合は、ツールバーの 2D 変形ツールから「グリフを変形」ツールを選択し、1 つのグリフを選択するか、Shift キーを使って複数のグリフを選択します。
「テキスト」インスペクタの「フォーマット」パネルで、「オフセット」パラメータのアニメーションメニュー・アイコンをクリックし、「パラメータをリセット」を選択します。
グリフを選択していない場合は、ツールバーの 2D 変形ツールから「グリフを変形」ツールを選択し、1 つのグリフを選択するか、Shift キーを使って複数のグリフを選択します。
「テキスト」インスペクタの「フォーマット」パネルで、Control キーを押しながら「調整」パラメータをクリックし、「パラメータをリセット」を選択します。
グリフのスタイル属性を調整するためのオンスクリーンコントロールは、歪みオンスクリーンコントロールと似ています。「テキスト」インスペクタでグリフの属性を歪めることもできます。
変更するグリフが含まれるテキストオブジェクトを選択して、ツールバーの 2D 変形ツールから「グリフを変形」ツールを選択します。
テキストの HUD にある「属性」ポップアップメニューから、変更する属性(「フェース」、「アウトライン」、「グロー」、または「ドロップシャドウを変形」)を選択します。
グリフの周りに 8 つのハンドルのある境界ボックスが表示されます。四隅にあるハンドルは歪めるためのハンドルで、境界ボックスの四辺の中央にあるハンドルはシアーを調整するためのハンドルです。
以下のいずれかの操作を行います:
スタイル属性のシアーを調整するには、シアー調整ハンドルをドラッグします。
スタイル属性を歪めるには、隅のハンドルをドラッグします。
属性(この例では「グロー」)を調整すると、「テキスト」インスペクタの「スタイル」パネルで対応するパラメータ(「グロー」のアクティブ化チェックボックス)が選択されます。このパラメータは、テキストオブジェクト内で変更したグリフに対してのみ有効になります。
変更するグリフが含まれるテキストオブジェクトを選択して、ツールバーの 2D 変形ツールから「グリフを変形」ツールを選択します。
テキストの HUD にある「属性」ポップアップメニューから、変更する属性(「フェース」、「アウトライン」、「グロー」、または「ドロップシャドウを変形」)を選択します。
「テキスト」インスペクタの「スタイル」パネルで、変更する属性の「四隅の角」の開閉用三角ボタンをクリックしてから、「左下」、「右下」、「右上」、または「左上」値スライダを使って属性を歪めます。
「グリフを変形」ツールを使ってグリフの属性を変更すると、「テキスト」インスペクタの「スタイル」パネルに変更内容が反映されます。スタイル属性の変更は一度に 1 つのグリフにしか実行できませんが、リセットは一度に複数のグリフに対して実行できます。
「グリフを変形」ツールを使ってグリフを選択し、「テキスト」インスペクタの「スタイル」パネルで「四隅の角」パラメータのリセットボタンをクリックします。
変更するグリフが含まれるテキストオブジェクトを選択して、ツールバーの 2D 変形ツールから「グリフを変形」ツールを選択します。
特定のグリフを選択するか、Shift キーを押しながら複数のグリフを選択します。
テキストの HUD で、「属性」ポップアップメニューから「グリフを変形」を選択します。
Shift キーを押しながら、リセットするグリフを選択します。
「テキスト」インスペクタの「スタイル」パネルで、「四隅の角」パラメータのリセットボタンをクリックします。
「グリフを変形」ツールを使って、テキストの文字やそのスタイル属性をアニメートできます。
詳細については、「「グリフを変形」ツールを使ってアニメーションする」を参照してください。