「Motion」のリプリケータでは、最小限の労力でエレメントの繰り返しパターンを作成できます。パターンのエレメントには、「Motion」プロジェクト内のビデオ、静止画像、シェイプ、テキストなどのレイヤーを含めることができます。たとえば、ほんの数回のマウスクリックで、基本シェイプに基づいたスピンループを作成できます。
リプリケータのパラメータにキーフレームを設定して、パターンのダイナミクスを時間と共に変化させることができます。たとえば、リプリケータの「オフセット」パラメータにキーフレームを設定することによって、画面を上下動しながら横切る波状のドットを作成できます。
リプリケータやそのセルにビヘイビアを追加すれば、さらに多様なエフェクトを作成することもできます(「シミュレーション」ビヘイビアが特に効果的です)。リプリケータまたはセルに適用されたビヘイビアは、パターンの各エレメントに適用できます。これにより、キーフレームを使って、アニメーションを表示するのに何時間もかかる、ほとんど無限に近いほど多様で複雑なエフェクトを作成できます。プロジェクト内の別のオブジェクト(リプリケータパターンに含まれていないオブジェクト)に「渦巻き」などのビヘイビアを適用し、パターンエレメントがそのオブジェクトを周回するように動かすこともできます。
「シーケンスリプリケータ」という特殊なビヘイビアを使用すると、画面上のエレメントのパラメータ(位置、拡大/縮小、不透明度など)を連続したアニメーションで変化させることができます。詳しくは、「「シーケンスリプリケータ」ビヘイビアを使う」を参照してください。
リプリケータは「Motion」の 3D 機能も活用しています。リプリケータで作成されるシェイプには、最初から 3D のものもあれば、3D 空間のあるポイントで存在できるものもあります。また、リプリケータに適用されるビヘイビアによってパターンエレメントを平面から引き出すこともできます。詳しくは、「3D 空間でリプリケータを使う」を参照してください。