エミッタパラメータとパーティクルセルのパラメータは密接に関連していますが、それぞれの目的が異なります。エミッタパラメータは、システムによって生成されてアニメートされるパーティクルの全体的なシェイプと方向を制御します。そのほかのエミッタのパラメータは、エミッタ内のすべてのセルのパラメータを同時に変更します。
パーティクルセルのパラメータは、パーティクルエミッタ内の各セルから生成されたパーティクルのビヘイビアを制御します。詳しくは、「「インスペクタ」の「パーティクルセル」パラメータ」を参照してください。
パーティクルセルのソースとして使うレイヤーが 1 つだけの場合は、セルコントロールが「エミッタ」インスペクタと「パーティクルセル」インスペクタの両方に表示されます。複数のレイヤーをパーティクルエミッタに追加した場合は、すべてのセルコントロールが「パーティクルセル」インスペクタに表示されます。このインスペクタにアクセスするには、「レイヤー」リストまたは「タイムライン」でセルを選択する必要があります。
「レイヤー」リスト、「タイムライン」、またはキャンバスでエミッタオブジェクトを選択します。
「インスペクタ」で「エミッタ」インスペクタをクリックします。
エミッタコントロールが表示されます。
「エミッタ」インスペクタの内容は動的で、パーティクルシステム内のセルの数、使用されるエミッタシェイプ、および「3D」チェックボックスが選択されているかどうかに応じて表示されるパラメータが異なります。
「パーティクルセル」インスペクタのパラメータでは、選択したセルによって生成されるパーティクルのビヘイビアを制御します。これらは、エミッタを制御するパラメータからは独立しています。複数のセルがあるパーティクルシステムの場合は、それぞれのセルにパラメータがあります。このため、異なる動きのパーティクルを多数使ったパーティクルシステムを作成することができます。
「パーティクルセル」パラメータの使いかたについて詳しくは、「「インスペクタ」の「パーティクルセル」パラメータ」を参照してください。
「レイヤー」リストまたは「タイムライン」で、エミッタに含まれる任意のセルを選択します。
「インスペクタ」で「パーティクルセル」パネルを開きます。
セルコントロールが表示されます。
パーティクルシステムに 1 つのセルしかない場合、セルのすべてのパラメータがエミッタのパラメータと共に「エミッタ」インスペクタに表示されます。この場合、この 1 つのインスペクタでパーティクルシステムのすべての機能を制御できるので、「エミッタ」インスペクタと「パーティクルセル」インスペクタの両方を使わなくても済みます。
パーティクルシステムに複数のセルがある場合は、「エミッタ」インスペクタの表示が大きく異なります。パラメータのリストが短くなり、セルのパラメータの大半がマスターコントロールの少数のグループ(デフォルトで非表示)に置き換わります。
マスターコントロールを使って変更を行うと、各セルのパラメータのエフェクトがシステムのほかのセルに対して相対的に変更されます。たとえば、パーティクルシステムに 3 つのセルがあり、「調整」の値が異なる場合は、「エミッタ」インスペクタで「調整」パラメータを大きくすると、3 つのセルすべての「調整」の値に同じ率が掛けられます。その結果、システムのすべてのパーティクルのサイズが拡大または縮小され、各パーティクルのほかのパーティクルに対する相対的なサイズは保持されます。
このため、複数セルのパーティクルシステムの「マスターコントロール」パラメータはパーセントで表示されます。