「MainStage」は、さまざまな USB および MIDI キーボードコントローラ、フットペダルやフットスイッチなどの MIDI デバイスを使って操作できます。「MainStage」を操作するには、MIDI デバイスから標準 MIDI コントロールメッセージを送信する必要があります。「MainStage」が標準 MIDI メッセージを受信すると、それらを使って外部 MIDI 音源チャンネルストリップの外部 MIDI デバイスを制御できます。
ノブ(ロータリーコントロール)やボタンなど、一部のハードウェアコントロールでは、複数の種類の MIDI メッセージを送信できます。これらのコントロールを登録処理で「MainStage」のスクリーンコントロールにアサインすると、「MainStage」によって受信 MIDI データが解析され、ハードウェアコントロールがどのタイプのメッセージを送信しているかが判別されます。「MainStage」がコントロールを正しく登録できるように、登録処理中には、ノブの場合はフルレンジで回し、ボタンの場合は正確に 3 回押してください。
MIDI コントローラによっては、標準ではない独自の MIDI メッセージを送信するものもあります。「MainStage」では、非標準 MIDI メッセージ、「登録」または「未登録」パラメータメッセージ、システムエクスクルーシブ(SysEx)メッセージに対する処理や応答はできません。スクリーンコントロールにアサインするハードウェアコントロールがシステム・リアルタイム・メッセージや MIDI Machine Control(MMC)メッセージを送信する場合は、これらのメッセージは「MainStage」で処理できます。
一部のデバイスには、プログラム・チェンジ・メッセージを送信するボタンがあります。このボタンからプログラム・チェンジ・メッセージを「MainStage」に送信することはできますが、「MainStage」のスクリーンコントロールを使ってほかのパラメータを制御するようにアサインすることはできません。
一部のキーボードコントローラでは、デバイスのコントロールから送信されたメッセージを再設定する、複数の異なるプリセットつまり「シーン」を選択できます。ほとんどの場合、特定のアプリケーションに対応するシステム・エクスクルーシブ・メッセージではなく、標準 MIDI メッセージを送信する一般的なプリセットを選択してください。ハードウェアコントロールを「MainStage」のスクリーンコントロールにアサインしたら、MIDI デバイスのプリセットを変更しないでください。変更すると、アサインした内容が失われる可能性があります。
別のプリセットを選択するか、デバイスをプログラムし直すと、コントローラから送信されたメッセージタイプを変更できる場合もあります。一部のデバイスでは、ノブ、ボタン、その他のコントロールを再プログラムするためのソフトウェアが用意されています。MIDI デバイスの再プログラムについては、デバイスに付属のマニュアルを参照してください。