クリップボードを使って作業する

画面には表示されませんが、クリップボードと呼ばれるメモリ領域が用意されています。選択した情報(リージョンやイベント)をこの領域にコピーして別の場所にペーストすることができます。

クリップボードは共通機能であるため、プロジェクト間で情報をやりとりすることができます。

「編集」メニューには次のオプションがあります。

カット

選択しているすべての要素を現在の位置から削除し、クリップボードに移動します。クリップボードにあった既存の内容は、上書きされます(デフォルトのキーコマンドはコマンド+ X キーです)。

コピー

選択したすべての要素のコピーがクリップボードに置かれます。選択した要素は、元の場所にも残っています。「カット」(デフォルトのキーコマンドはコマンド+ C キー)のように、クリップボードにあった既存の内容は上書きされます。

ペースト

クリップボードのすべての内容がキーフォーカスのあるウインドウにコピーされます。コピーしてもクリップボードの内容は消去されません(デフォルトのキーコマンドはコマンド+ V キーです)。

オリジナルの位置にペースト

このコマンドは「ペースト」と同様の機能ですが、クリップボードのリージョンやイベントは、現在の再生ヘッド位置(普通の「ペースト」機能の場合にリージョンやイベントがペーストされる位置)に関係なく、それらがカットされた元の位置にペーストされます。

置き換えてペースト

この機能は、「アレンジ」ウインドウとエディタでのみ機能します。「ペースト」と似ていますが、その場所にあるすべてのリージョンやイベントは、ペーストするリージョンやイベントに置き換えられます。

警告: この機能を使うと、クリップボード上のリージョンやイベントに置き換えられる時間範囲内のリージョンやイベントはすべて消去されます。