数値を入力する
「Logic Pro」の多くの領域では数値を直接入力できます。数値パラメータをダブルクリックすると、入力フィールドが表示されます。既存の値は強調表示され、新しい数値で上書きできます。この方法は、インスペクタでパラメータ値を設定する場合やトランスポートバーで特定の小節に移動する場合に便利です。
トランスポートバーに数値を入力してすばやく小節に移動するには
トランスポートバーの位置ディスプレイをダブルクリックします。
「45」と入力し、Return キーを押します。
また、マウスを使うと、入力フィールドを部分的に選択できるので、強調表示した部分だけを上書きできます。入力フィールドが表示されている間、コンピュータのキーボードはデータ入力用になり、キーコマンドは入力できません(ただし、メインメニューの機能は使うことができます)。
離散値
数値入力を使って、以下のデータを入力できます:
10 進数: 1、01、2、3、4、127…
16 進数: $1、$01、$2、$3、$A、$0A、$7F
音符: 「C3」、「C#3」、「Cb3」、「C##2」(「D2」と同じ)、「Dbb2」(「C2」と同じ)。音符「E3」をダブルクリックして、音符の代わりに 10 進数の「64」や 16 進数の「$40」を入力することもできます。
ASCII コード: 数値は ASCII コードでも入力できます:選択したキーの前に、「`」または「"」を付けると、ASCII コードは数値として入力されます。
たとえば「"!」は 33、「"a」は 97 になります。この機能は、SysEx 文字列にテキストを入力する場合に便利です。
数値演算
「Logic Pro」では、値を変更する際に数値演算を使用できる個所がたくさんあります。例:
「– 5」と入力すると、既存の値から減算できます。
「38 + 17」と入力すると、2 つの値を加算できます。
「7 ∗ 8」と入力すると、2 つの値を乗算できます。
「80/5」と入力すると、2 つの値を除算できます。
数値入力を取り消す
何もテキストを入力せずに Return キーを押すと、数値入力は取り消されます。