チャンネルストリップのソロ機能を使って、1 つまたは複数のチャンネルストリップだけを再生できます。これを利用して、クリック音、ポップ音、オーバーロードなどの問題を確認できます。
メモ: チャンネルストリップのソロ機能は、チャンネルストリップのレベルを設定するときや、パン、バランス、サラウンドの位置を設定するときにも便利です。
チャンネルストリップのソロボタン(「S」マーク)をクリックします。
ソロボタンが黄色に変わります。また、そのチャンネルストリップを割り当てたトラックのソロボタンも有効になります。外部 MIDI チャンネルストリップを除き、ソロになっていないチャンネルストリップでは、ミュートボタンが点滅します。
メモ: 「オーディオ」環境設定の「一般」パネルで「トラックのミュート/ソロ」が「高速」に設定されている場合は、チャンネルストリップのソロボタンをクリックすると、常に、アレンジ領域の対応するトラックのソロボタンも変更されます。アレンジ領域でトラックをソロにするを参照してください。
Option キーを押しながら、ソロにするチャンネルストリップをクリックします。選択したチャンネルストリップがソロになり、ほかのすべてのチャンネルストリップのソロが解除されます。
チャンネルストリップで有効になっているソロボタンをクリックします。
Option キーを押しながら、有効になっているいずれかのソロボタンをクリックします。すべてのチャンネルストリップでソロが解除されます。
ソロにしたチャンネルストリップの信号を、センドエフェクトを含めて聞きたい場合、センドに使用している Aux チャンネルストリップは、信号経路に含まれるためミュートにできません。Aux チャンネルストリップをソロにする場合にも同様のことが言えます。Aux チャンネルストリップに信号を送るすべてのチャンネルストリップがミュートになりますが、それらのセンドエフェクトは開いたままになり、エフェクトは信号を受信し続けます。この状態になっているときは、Aux チャンネルストリップに信号を送る各チャンネルストリップのソロボタンが点滅します。
「Logic Pro」は自動的に信号の全経路をスキャンし、Aux チャンネルストリップを開いたままにします。この自動ミュート抑制機能は、内部のセンドエフェクトにのみ適用されます。Aux チャンネルストリップ経由で外部のエフェクト装置を使用している場合、エフェクトのマスターセンドはスキャンによって開いた状態になります。ただし、「Logic Pro」は、外部エフェクト装置のセンド・エフェクト・リターンにどのチャンネルストリップが使用されているかは把握できません。これらのチャンネルストリップは手動でソロセーフに切り替える必要があります。これによって、ほかのチャンネルストリップをソロにしたときに、ミュートされないようにすることができます。
それよりも良い方法が、外部エフェクト装置を使用する際に I/O プラグインを使うというものです。この方法では、外部エフェクト装置を内部エフェクトのように使用できます。詳細については、外部のオーディオエフェクトを使って作業するを参照してください。
Control キーを押しながらソロボタンをクリックします。
ソロボタンに赤い斜線が表示され、チャンネルストリップがソロセーフになっていることが示されます。ほかのチャンネルストリップをソロにしても、このチャンネルストリップはミュートされません。
チャンネルストリップのソロセーフを解除するには、もう一度 Control キーを押しながらソロボタンをクリックします。