機能とオプションは、イベントリスト領域の最上部に表示されます。イベント自体は下の一覧に表示されます。
「アレンジ」ウインドウのツールバーの右上隅にある「リスト」ボタンをクリックし、「イベント」タブをクリックします(または、「イベントリストを切り替える」キーコマンドを使います。デフォルトの割り当ては E キーです)。
「ウインドウ」>「イベントリスト」と選択します(または、「イベントリストを開く」キーコマンドを使います。デフォルトの割り当てはコマンド+ 0 キーです)。
「イベント」タブをドラッグします。ドラッグすると、イベントリストのウインドウに変わります。
デフォルトでは、イベントリストは、選択した MIDI リージョンの全イベントを表示します。
イベントリストは、「アレンジ」ウインドウにある全リージョン(およびフォルタ)のリストも表示できます。
イベントリストウインドウの左上隅にある階層ボタンをクリックします。
このボタンは、イベントリストにリージョンの内容が表示されているとき(つまりイベントが表示されているとき)にのみ利用できます。
ポインタツールでリージョンの名前をダブルクリックします。
その内容(イベント)がリストに表示されます。
イベントリストでは、選択した複数のリージョンのイベントを表示することはできません。「コンテンツでリンク」モードが有効なときは、常に、最後に選択したリージョンのイベントが表示されます(Shift キーを押しながら複数のリージョンをクリックして選択した場合も同様です)。矩形を描いて選択した場合は、最初に選択されたリージョンのイベントが表示されます。
メモ: 「アレンジ」ウインドウでは、フォルダの中にフォルダを入れることができます。上記の手順を繰り返して、フォルダ階層内で上下に移動します。
選択した MIDI リージョン内のイベントを表示する場合、イベント・タイプ・ボタンを使って表示をフィルタリングできます。このボタンは特定のイベントタイプを下のリストで隠すため、編集したいイベントだけを表示できます。
この機能を実際に活用できそうな場面として、たとえばリードシンセサイザーのソロを 8 小節弾いたとします。ピッチベンドを多用したのですが、値が 55 のピッチベンドイベントが、別のトラックに録音したパッドサウンドと合っていないことに気付きました。ピッチベンドイベントだけをフィルタリングして表示するには、値が 55 のイベントを 1 つ選び、「編集」>「同じイベントを選択」と選択します(または、「同じリージョン/イベントを選択」キーコマンドを使います。デフォルトの割り当ては、Shift + E キーです)。値が 55 のピッチベンドイベントがすべて選択状態になるので、まとめて値を変更することも削除することもできます。
重要: イベントリストで実行する選択および編集機能はすべて、表示中のイベントにのみ影響するため、非表示のイベントを誤って変えてしまうことはありません。
「フィルタ」ボタンをクリックしてフィルタモードを有効にします。
フィルタの基準とするイベントタイプのボタン(「ノート」、「ピッチベンド」など)をクリックします。
アクティブなボタンに一致するイベントがリスト表示から消えます。
イベントリスト表示は通常、1 つのイベントにつき 1 行に制限されています。ただし、「追加情報」ボタンがオンの場合、イベントと共に保存した情報もすべて表示されます。
これは、特に SysEx メッセージを編集する際に重要です。イベントリストには、Rel Vel(リリースベロシティ、つまりノートオフのメッセージ)ノートイベントも表示されるので、ここで直接編集できます。
追加情報を選択すると、スコアレイアウト情報も表示されます。必要であれば、これをイベントリストで編集できますが、スコアエディタを使った方がより効率的に処理できます。
メモ: 「追加情報」ボタンは、「フィルタ」ボタンがオンの場合にのみ表示されます。いったん有効にすると、「追加情報」ボタンをオフにしない限り、(「フィルタ」モードでも「作成」モードでも)拡張中のイベントリストが表示されます。
リストに表示されるイベントの数によっては、画面に収まらないことがよくあります。トランスポートバーの再生ボタンをクリックすると、リストが自動的にスクロールし、再生中、再生ヘッド位置にある(または再生ヘッドに一番近い)イベントが白い線で示されます。
メモ: 再生時または録音時にイベントリストが自動的にイベントをスクロール表示するように、キャッチボタンをオンにする必要があります。
イベント・タイプ・ボタンを使ってリストをフィルタリングし、表示されるイベントの数を減らします。
スクロールバーを表示領域の右方向にドラッグします。
「表示」>「選択部分へジャンプ」と選択します(または対応するキーコマンドを使います)。
メモ: マーキー選択範囲が有効なときは、このキーコマンドを使うと、編集ウインドウ内でマーキー選択範囲に対応した表示部分に移動します。