アレンジ領域であってもエディタであっても、MIDI データがアレンジ領域の MIDI リージョン上になければ、イベント編集操作は実行できません(ただしクリップボード機能を使ってアレンジ領域に MIDI リージョンを作成するという編集操作は可能です)。
鉛筆ツールで、ソフトウェア音源トラックレーン上の目的の位置をクリックします。
これにより空の MIDI リージョンが挿入されるので、この中にイベントを手動で追加できます。
クリップボードを使うと、MIDI イベントをアレンジ領域で選択したトラックに直接追加できます。追加されるのは現在の再生ヘッド位置です。これは別のプロジェクトからのイベントでも機能します。
コピーしたいイベントをイベントエディタのいずれかで選択します。
「編集」>「コピー」と選択します(または、対応するキーコマンドを使います。デフォルトの割り当てはコマンド+ C キーです)。
イベントのコピー先となるトラック(該当する場合は MIDI リージョン)を選択します。
「編集」>「ペースト」と選択します(または、対応するキーコマンドを使います。デフォルトの割り当てはコマンド+ V キーです)。
選択した MIDI リージョンに、クリップボードの内容(MIDI イベント)が追加されます。
メモ: MIDI リージョンを選択しなかった場合は、選択したトラックの現在の再生ヘッド位置に新しい MIDI リージョンが作成されます。
通常、イベントレベルの編集はアレンジ領域内のリージョン上では実行できませんが、いくつか例外もあります。アレンジ領域内の MIDI リージョン上で編集(または操作)をした方が、MIDI エディタ上で実行するよりも効率的な場合もあります。
リージョンのサイズを変更することによってノートの長さを変更する(MIDI リージョンの開始位置または終了位置を調整するを参照)。
マーキーツールを使ってリージョンの一部分(すなわちイベント)を削除または移動する。
リージョン再生パラメータを変更してリージョン内の全イベントの再生を調節する。