以下のオーディオファイルは、自動的に、プロジェクトのテンポと一致するように調整され、「テンポ」グローバルトラックで変更したテンポに従います。
「Logic Pro 7.0」以降で録音したオーディオデータ
たとえば、ベースソロを 100 bpm で録音した場合、プロジェクトのテンポを 120 bpm に変更すると、ベースソロも自動的に新しいテンポで再生されます。
メモ: この機能は、親プロジェクト(オーディオファイルが作成されたプロジェクト)だけに適用されます。Finder を使って、あるプロジェクトで録音したファイルを別のプロジェクトにドラッグしても、ファイルをそのプロジェクトのテンポに合わせることはできません。ただし、2 つのプロジェクト間でコピーしたファイルはプロジェクトのテンポに合わせることができます。
Apple Loops ファイル
「Logic Pro 7.0」以降で作成したオーディオバウンス
メモ: バウンスしたファイルをプロジェクトのテンポに合わせるには、バウンス前にバウンスダイアログで「作成したファイルをオーディオビンに追加」オプションを選択する必要があります。
「Logic Pro 7.0」以降から書き出したオーディオファイル
メモ: 書き出したファイルをプロジェクトのテンポに合わせるには、書き出し前に書き出しダイアログで「作成したファイルをオーディオビンに追加」オプションを選択する必要があります。
読み込んだ ReCycle ファイルもプロジェクトのテンポに合わせることができます。(ReCycle ファイルをプロジェクトに追加するを参照してください。)
アレンジ領域とオーディオビンタブでは、プロジェクトのテンポ(および先頭の調号)に従っているオーディオファイルに「テンポに従う」マークが表示されます。
それ以外のオーディオを読み込んだ場合は、リージョンまたはプロジェクトのどちらかのテンポを調整する必要があります。
アレンジ領域でオーディオリージョンを選択し、インスペクタのリージョンパラメータボックスの「テンポに従う」オプションを選択します。
「テンポに従う」オプションは、同じオーディオファイルを使うすべてのリージョンに対して機能します。
メモ: 「テンポに従う」オプションでは、Apple Loops ファイルを作成できません。Apple Loops はコードチェンジに従います。Apple Loops で構成され、転調しながら進行するアレンジメントにソロパートを録音する場合、ソロに「テンポに従う」を適用しても、自分の演奏で転調した部分にさらに移調が加えられるため、うまく行きません。
読み込んだオーディオリージョンは、Apple Loops に変換することもできます。
アレンジ領域で、「リージョン」>「Apple Loops ライブラリに追加」と選択します。
この方法で、プロジェクトのテンポ情報に基づくトランジェントを設定します。
Apple Loops の作成について詳しくは、「Logic Pro」で Apple Loops を作成するを参照してください。