サンプルエディタで手動バックアップを作成する

取り消し履歴機能と標準の取り消し機能を使ってファイルを元の状態に戻すこともできますが、ファイルの処理や編集を行う前にバックアップファイルを作成しておくことを習慣付けてください。バックアップファイルがあれば、処理エラーなどの不測の事態が発生しても、貴重なオーディオデータのコピーを安全に確保することができます。

さまざまな機能を用いて、編集中のファイルのバックアップを手動で作成したり、必要に応じて編集中のファイルをバックアップに置き換えたりすることができます。

作業中のオーディオファイルのコピーを作成するには
  • 「オーディオファイル」>「バックアップを作成」と選択します(または、対応するキーコマンドを使います。デフォルトの割り当てはコマンド+ B キーです)。

オーディオファイルのコピー(拡張子は「.dup」)をソースファイルと同じフォルダに作成します。

バックアップファイルの状態に戻すには
  • 「オーディオファイル」>「バックアップに復帰」と選択します(または、対応するキーコマンドを使います。デフォルトの割り当ては Shift +コマンド+ B キーです)。

現在のオーディオファイルがバックアップに置き換えられます(バックアップを取っておいた場合)。

重要: この操作は、「取り消す」コマンドで取り消すことはできません

コピーをほかの場所に別名で保存するには
  1. 「オーディオファイル」>「コピーを別名で保存」と選択します。

  2. 「コピーを別名で保存」ダイアログボックスで各設定を行います:

    Figure. Save a Copy As dialog.

    保存するファイルのサンプルレート、ビット数、ファイルフォーマット、ステレオ変換、およびディザタイプを設定できます。ダイアログボックスにある「作成したファイルをビンに追加」オプションを選択すると、保存したファイルがオーディオビンに追加されます。

  3. オーディオファイルを保存する場所(ハードディスクとフォルダなど)を選択し、「名前」フィールドにオーディオファイルの名前を入力します。

  4. 「保存」をクリックします。

選択範囲を新しいオーディオファイルとして保存するには
  • 「オーディオファイル」>「選択範囲に名前を付けて保存」と選択します(または、対応するキーコマンドを使います。デフォルトの割り当ては Shift +コマンド+ S キーです)。

    「選択範囲に名前を付けて保存」ダイアログには、「コピーを別名で保存」ダイアログと同じファイル変換オプションが表示されます。また、保存後にファイルをオーディオビンに追加することも選択できます。