Varispeed を使って再生速度とピッチを変更する
「Varispeed」モードを使うと、－ 50 ％～＋ 100 ％（元のテンポの 50％～ 200 ％に相当）の範囲でプロジェクトの速度を調整できます。
メモ: Varispeed は、Flex が有効なオーディオトラックだけでなく、プロジェクト全体に作用します。
Varispeed は、テープマシンでの従来の Varispeed 機能と同じ方法でプロジェクト全体の速度を調整する機能です。このオプションは、テンポを上下した場合のプロジェクトのサウンドを確認したり、速度を落として演奏を練習または録音したりする場合に最も役立ちます。
Varispeed モードをオンまたはオフにするには
トランスポートバーの Varispeed ボタンをクリックします（または、「Varispeed を切り替える」キーコマンドを使います）。
有効にすると、Varispeed ボタンとディスプレイがオレンジ色に変わります。
メモ: Varispeed ボタンとディスプレイが表示されていない場合は、Control キーを押しながらトランスポートバーをクリックし、ショートカットメニューから「トランスポートバーをカスタマイズ」を選択します。続いて、「表示」セクションの「Varispeed」チェックボックスを選択します。
Varispeed モードには、以下のコントロールがあります：
- 「Varispeed」ディスプレイおよびポップアップメニュー： このポップアップメニューには、3 つの Varispeed モードと、速度変化の表示に使う測定単位の 4 つのオプションがあります。モードを選択すると、ディスプレイの一番上に表示されます。測定単位を選択すると、ディスプレイの下部に表示されます。ディスプレイの上部をクリックするとポップアップメニューが開き、ディスプレイ下部の単位をドラッグすると単位を調整できます。
- 速度のみ： このモードを使うと、マスターの出力信号のピッチを変更することで Varispeed によるピッチ変更が相殺されます。このモードでは速度だけが変更され、ピッチは変更されません。
- Varispeed（速度とピッチ）： このモードを使うと、テープによる従来の Varispeed がエミュレートされるため、速度の変更に応じてピッチが変更されます。
- Varispeed と MIDI： このモードでは、テープによる従来の Varispeed がエミュレートされます。同時に、ドラム以外の MIDI トラックがトランスポーズされ、半音単位にクオンタイズされます。
- 比率（%）： 測定単位をパーセンテージで表示します。
- 検出されたテンポ： 現在のテンポに従って、検出されたテンポを表示します。これはプロジェクトのテンポ変更に合わせて変更されます。トランスポートバーのテンポディスプレイには、常にオリジナルのテンポの値が表示されます。
- デチューン（半音 . セント）： 測定単位をピッチ変更に従って表示します。
- チューニングリファレンス（Hz）： 測定単位をチューニング基準に従って表示します。