Flex ツールを使う

「アレンジ」ウインドウのツールメニューにある Flex ツールを使うと、基本的な Flex タイミング編集機能にすばやくアクセスできます。「表示」メニューを使って Flex 表示をオンにする必要はありません。

メモ: Flex が有効になっていないリージョンで Flex ツールを使おうとすると、そのリージョンの Flex モードを選択することを求められます。これまでにオーディオファイルのトランジェント分析が行われていない場合は、Flex モードを選択すると、オーディオファイルのトランジェント検出処理が始まります。

Flex ツールを使って、以下の Flex タイミング編集処理ができます：

Flex マーカーを作成してタイムストレッチするには

以下のいずれかの操作を行います:

Flex ツールを使い、ポインタをリージョン本体の上に置いて、ポインタが以下の図のように変わったらドラッグします：
これにより、以下の位置に 3 つの Flex マーカーが作成されます：
- トランジェントマーカーの上
- 前のトランジェントマーカーの上
- 次のトランジェントマーカーの上
図の網掛け部分は Flex マーカーの位置を表しています。中央の Flex マーカーとほかの 2 つとの間にあるオーディオ素材が圧縮または拡張されます。
Flex ツールを使い、ポインタをリージョン本体の上に置いて、ポインタが以下の図のように変わったらドラッグします：
これにより、以下の位置に 3 つの Flex マーカーが作成されます：
- クリックした位置
- 前のトランジェントマーカーの上
- 次のトランジェントマーカーの上
図の網掛け部分は Flex マーカーの位置を表しています。中央の Flex マーカーとほかの 2 つとの間にあるオーディオ素材が圧縮または拡張されます。
マーキーツールでリージョン内を選択してからドラッグします。
これにより、以下の位置に 4 つの Flex マーカーが作成されます：
- マーキーの境界に 2 つ
- マーキー選択の外側、前後のトランジェント位置に 2 つ
これにより、1 つ目と 2 つ目、または 3 つ目と 4 つ目の Flex マーカーの間にあるオーディオ素材の時間軸上の位置を編集できます。2 つ目と 3 つ目の Flex マーカーの間にあるオーディオ素材は一切変更されません。

タイムストレッチを行わずに Flex マーカーを移動するには

Option キーを押したまま、Flex マーカーをドラッグします。

リージョンの境界を使ってタイムストレッチするには

以下のいずれかの操作を行います:

リージョンのヘッダの左隅または右隅をドラッグします。
Option キーを押したまま、リージョンの右下隅をドラッグします。