ドラッグモードを使う

「Logic Pro」には複数のドラッグモードがあり、リージョンを編集する際にはドラッグモードで動作が決まります。ドラッグモードはアレンジ領域の「ドラッグ」ポップアップメニューや、ほかのエディタで設定できます。

メモ: このセクションで論じている「ドラッグ」ポップアップメニューのオプションは、リージョンの場合を指しています。以下で説明する(リージョンの)動作は、エディタウインドウにドラッグしたイベントでも同じです。アレンジ領域の「ドラッグ」ポップアップメニュー設定と各エディタウインドウのドラッグモードは別々のものです。

ドラッグモードを変更するには
  • 「ドラッグ」ポップアップメニュー(アレンジ領域の上部)で次のいずれかの設定を選択します:

    Figure. Arrange area showing the Drag pop-up menu.
    • オーバーラップ: リージョンをドラッグして別のリージョンに重ねることができます。リージョンの境界は変わりません。これがデフォルト設定です。
    • オーバーラップ無し: トラックに先に配置されていたリージョンが、重なった分だけ短くなります。リージョンどうしを重ねたくない場合に使います。
    • クロスフェード: 2 つのリージョンが重なる部分でクロスフェードします。

      メモ: この設定が機能するのはオーディオリージョンと Apple Loops オーディオリージョンのみです。MIDI リージョンとソフトウェア音源 Apple Loops リージョンでは機能しません。

    • 「シャッフル R」および「シャッフル L」: リージョンを移動、サイズ変更、または削除したときに、右または左の位置をそろえます。
      • 「シャッフル R」(「シャッフル L」)を使った場合、リージョンを右(または左)に移動すると、リージョンの終了位置と次のリージョンの開始位置の位置がそろえられ、2 つのリージョン間のスペースがなくなります。

      • ドラッグして重なったリージョンどうしは位置が交換されます。

      • リージョンを削除した場合、残ったリージョン(削除したリージョンの左または右にあるリージョン)は、削除したリージョンの長さ分だけ左または右に移動します。

      • いずれかのシャッフルオプションが有効なときにリージョンを伸縮させた場合、トラック上のほかのリージョンは変更後の長さに合わせて移動します。

      • 「シャッフル R」モードでは、リージョンの左側が伸縮し、編集したリージョンの左にあるリージョンが移動します。編集したリージョンの前にあるリージョンは、最大でもプロジェクトの開始位置までしか移動できません。リージョンを長くした結果、前のリージョンがプロジェクト開始位置まで移動してスペースに余裕がなくなってしまった場合、編集したリージョンは既存のリージョンと重なります。

      • 「シャッフル L」モードでは、リージョンの右側が伸縮し、編集したリージョンの右にあるリージョンが移動します。

メモ: トラックのチャンネルストリップで一度に再生できるのは 1 つのオーディオリージョンだけです。2 つのオーディオリージョンがトラック上で重なっている場合、後のリージョンが優先されます。