ES M の「Filter」と「Filter Envelope」パラメータを使用する

ES M には、オシレータからの出力の輪郭を作るローパスフィルタが内蔵されています。このフィルタには、専用のエンベロープがあります。

Figure. Filter Envelope parameters.
  • 「Cutoff」ノブ: ES M フィルタのカットオフ周波数を制御します。スロープは 24dB/Oct に固定です。
  • 「Resonance」ノブ: 「Cutoff」パラメータで設定した周波数付近の信号の一部をブーストまたはカットします。

    メモ: レゾナンスの値を大きくするほど、ローパスフィルタを適用したときに、低音域(低周波成分)が阻止されます。ES M には、低音部を補正して増強する仕組みが内蔵されています。

  • 「Int」ノブ: エンベロープジェネレータによるカットオフ周波数変調の量(強さまたは深さ)を設定します。
  • 「Decay」ノブ: フィルタエンベロープのディケイタイムを設定します。
  • 「Velo」ノブ: エンベロープジェネレータによるカットオフ周波数の変調機能は、ベロシティ値によっても変動するため、その感度の度合いを設定します。

    メモ: 「Int」が「0」に設定されていると、「Decay」および「Velo」パラメータは有効になりません。