Ultrabeat のチュートリアル:成分単位でプログラミングする

ドラムサウンドのプログラミングに慣れるに従って、ドラムサウンドは通常はさまざまな成分から構成されていることに気付き、「成分」という考え方をするようになるかもしれません。

成分のリストを(頭に思い描くにしろ実際に書き出すにしろ)書き留めたら、Ultrabeat のさまざまなサウンドジェネレータを活用しながら、サウンド特性の決定に関わる成分をエミュレートしてみることです。専用のアンプリチュードエンベロープを異なる複数の成分に割り当てると、それらの時間軸上での動きを個別に制御できます。たとえば 1 番オシレータではドラムの胴部分の鳴りを、ノイズジェネレータではステックがヘッドを叩いたときのサウンド(つまり最初の減衰信号)を、2 番オシレータまたはリングモジュレータでは倍音とハーモニックスの付加をエミュレートできます。

ドラムサウンドは複数の成分または音の層で構成されていると考えるようになれば、個々のサウンドジェネレータの音量コントロールのデザインも理解できるようになります。そのコントロールこそ、各成分を組み合わせ、バランスを調整し、制御する場所だからです。