「edit」モードスイッチで、Ultrabeat のステップオートメーション機能を有効にします。ステップオートメーション機能を使用すると、各ドラムサウンドに対してステップ単位でパラメータの変更をプログラムすることができます。自動化可能なパラメータはすべて、ステップごとに必要に応じて調節できます。
自動化可能なサウンドパラメータには、シンセサイザーセクションのすべての機能が含まれています。ただし、メニュー(モジュレーションルーティングなど)、ボタン(オシレータ・タイプのボタン、「trigger」セクションおよび「group」セクションにあるボタン)、「pan」パラメータおよび「spread」パラメータは含まれません。
「Step」モードを有効にすると、Ultrabeat のインターフェイスが次のように変化します:
シンセサイザーセクションにある、自動化可能なすべてのパラメータの縁が黄色く表示されます。自動化できないパラメータも表示されますが、無効になっています。
ステップグリッドの「velocity/gate」行が変化し、「parameter offset」行が表示されます。
ヒント: 「step」モードでオフセットを設定するとき、元のドラムサウンドへすばやく変更できるように指定できます。簡単な変更を行うために何度も編集モードに切り替える代わりに、コマンドキーと Option キーを押すことで、Ultrabeat を一時的に「voice」モードに戻すことができます。
自動化を選択したすべてのパラメータが、「parameter offset」行の上部のポップアップメニューに表示されます。グリッドヘッダ(ゼロの軸の左側)をクリックすると、ポップアップメニューが開きます。
メモ: シンセサイザーセクションでコントロールを動かすだけで、「offset」メニューにパラメータが追加されるため、注意してください。
この行では、シンセサイザーセクションの自動化可能なパラメータのオフセット値をステップごとに表示したり入力したりできます。
パラメータを編集する方法は 3 つあります:
シンセサイザーセクションでコントロールを直接調節する
「parameter offset」行でオフセット値を編集する
ショートカットメニューを使用する(Ultrabeat の parameter offset のショートカット・メニュー・コマンドを使うを参照)
メモ: 「parameter offset」行での調整は、現在のパラメータ値に影響があります。シンセサイザーセクションで設定されたパラメータ値に対して、「parameter offset」行に表示される値が増減されます。つまり、「parameter offset」の値は、パラメータの絶対値を増減します(絶対値を指定するものではありません)。
目的のサウンドを選択します。
編集するステップに対応する「parameter offset」行内の位置をクリックします。
シンセサイザーセクションでパラメータを変更します。変更内容は、このステップのオフセット値として記録されます。
このステップで編集したいパラメータごとに手順 3 を繰り返します。
ステップのパラメータに対してパラメータオフセットが指定されると、その状態が 2 通りの方法で示されます。
パラメータ上に、元のパラメータ値と新規のパラメータ値の間の逸脱(オフセット)を示す黄色いバーが表示されます。
「parameter offset」行では、元のパラメータからのオフセットが、ゼロポイント(水平方向の中心線)を起点とするバーとして表されます。
正のオフセットは中心線よりも上のバーで示されます。
負のオフセットは中心線よりも下のバーで示されます。
「parameter offset」行でステップを Control キーを押したままクリック(または単に右クリック)すると、ショートカットメニューが開きます。以下のいずれかのコマンドを選択します:
メモ: 上記のどちらのコマンドも、使用する前にはシーケンスやパターンを保存するようにしてください。
「parameter offset」行には「M」(Mute)、「S」(Solo)および「reset」の各ボタンがあります。
「reset」ボタンをもう一度クリックすると、オフセットメニューからパラメータが削除されます。
メモ: 「velocity/gate」行の左側にある「reset」ボタンを 1 回クリックした場合は「Delete」に変わります。この「Delete」ボタンは、「Delete」コマンドの動作と同一です。現在選択されているパラメータのすべてのステップを削除します。