音源チャンネルストリップ(外部 MIDI サウンドモジュールに使用されている)にルーティングされたトラックは、標準のソフトウェア音源トラックと同じように機能します。これにより、トラックで MIDI リージョンの録音や再生ができるほか、次の利点があります。
お使いの Mac の CPU にオーバーヘッドを生じさせずに、MIDI モジュールのサウンドや合成エンジンを利用できます。チャンネルストリップで使用するエフェクトとは別です。
インサートエフェクトを使用できるだけでなく、音源チャンネルストリップを Aux チャンネルストリップにルーティングすればセンドエフェクトも使用できます。
エフェクトの有無に関係なく、外部 MIDI 音源パートをオーディオファイルにリアルタイムバウンスできます。この処理によって、すべての内部および外部デバイスとトラックを含むミックスが 1 ステップで作成されます。
メモ: MIDI ハードウェアを使用してバウンス処理を行う場合と同様に、External Instrument トラックはリアルタイムよりも速くバウンスさせることはできません。
マルチティンバーの MIDI 音源を使用する場合は、複数の External Instrument インスタンスを使用することで、最大限の柔軟性を得られます。このような状況では、トーンジェネレータが複数のオーディオ出力を持つ場合、個々のオーディオ出力はオーディオインターフェイスの別々の入力に接続され、それぞれ個別の External Instrument によって処理されます。
MIDI モジュールの出力(または出力ペア)をオーディオインターフェイスの入力(または入力ペア)に接続します。
メモ: これらの接続は、オーディオインターフェイスや MIDI サウンドジェネレータに合わせて、アナログ接続とデジタル接続のどちらでもかまいません。
音源チャンネルストリップを作成します。
音源スロットをクリックし、ポップアップメニューから「External Instrument」を選択します。
External Instrument ウインドウの「MIDI Destination」ポップアップメニューから項目を選択します。
「Input」ポップアップメニューを開き、MIDI サウンドジェネレータを接続する入力(オーディオインターフェイスの入力)を選択します。
必要であれば、入力の音量を調整します。
チャンネルストリップのインサートスロットに必要なエフェクトを挿入します。