Fat EQ

Fat EQ はマルチバンド EQ で、個々の音源にもミックス全体にも、さまざまな目的で使用できます。Fat EQ は最大 5 つまでの周波数帯に対応し、EQ カーブを表示するグラフィックディスプレイと、各帯域のパラメータセットがあります。

Figure. Fat EQ window.

Fat EQ には以下のパラメータがあります。

  • 帯域タイプボタン: グラフィックディスプレイの上にあります。帯域 1 〜 2 および 4 〜 5 については、一組のボタンの一方をクリックして、対応する帯域の EQ タイプを選択します。
    • 帯域 1: ハイパスまたはローシェルビングのボタンをクリックします。
    • 帯域 2: ローシェルビングまたはパラメトリックのボタンをクリックします。
    • 帯域 3: 常にパラメトリック EQ 帯域です。
    • 帯域 4: パラメトリックまたはハイシェルビングのボタンをクリックします。
    • 帯域 5: ハイシェルビングまたはローパスのボタンをクリックします。
  • グラフィックディスプレイ: 各周波数帯の EQ カーブが表示されます。
  • 周波数フィールド: 各帯域の周波数を設定します。
  • 「Gain」ノブ: 各帯域のゲインの量を設定します。
  • 「Q」フィールド: Q、すなわち各帯域の帯域幅(センター周波数周辺の影響を受ける範囲)を設定します。Q 値を低くすると、EQ の影響が幅広い周波数範囲に及びます。Q 値を高くすると、EQ 帯域の効果は狭い周波数範囲に限定されます。Q 値の設定は、変更の結果どのように聞こえるかに大きく影響します。狭い周波数帯を操作する場合は、一般的に Q 値を大きくカットまたはブーストして違いが分かるようにする必要があります。

    メモ: 帯域 1 および 5 では、これによりフィルタのスロープが変更されます。

  • 帯域のオン/オフボタン: 対応する周波数帯の有効/無効を切り替えます。
  • 「Master Gain」スライダ/フィールド: 信号の全体の出力レベルを設定します。各周波数帯をブーストまたはカットしてから使います。